SenSproutの発明者!?


みなさん、SenSproutは東京大学発のスタートアップです。SenSproutの最初のプロダクトを発明された、東京大学 大学院工学系研究科 川原圭博教授について本日はご紹介したいと思います。

そもそもSenSproutという会社ができたきっかけは、2012年に川原先生がプリンテッドエレクトロニクス技術を応用した土壌水分センサーのコンセプトを発表したことによるものです。この技術を使って銅の薄膜をプリントしコーティングしたのがセンサー部分です。

以下の参考写真は先行量産機M1。2015年くらいのものでしょうか。ここに至るまで数々の試作がなされたそうです。塩ビのパイプにフレキシブル基板で作った電極が巻きつけてあるのがわかりますね。あの基板がプリンテッドエレクトロニクス技術を使って出力されたものです。

川原先生と弊社代表の三根は大学の同級生で、SenSproutのプロジェクトの前のプロジェクトに一緒に関わっていたそうです。それが一段落ついた時に「農業って興味ある?」という感じで川原先生が三根を土壌水分センサーのプロジェクトに誘ったそうです。それは東大工学部と農学部の共同プロジェクトで、農学部の方から土壌水分について教えてもらって工学的に実装するという流れで進行したとのこと。

その後数々の実証実験を経て製品化され、現在に至るというわけです。この間を語ると長い話になるので大分話を端折りました(笑)

その川原先生ですが、どんな研究をしていらっしゃるのかご存知でしょうか?それでは早速先生のページを拝見しましょう。

Yoshihiro Kawahara / 川原圭博
http://kawahara.akg.t.u-tokyo.ac.jp/

たくさんの業績が記載されています。
まず「Instant Inkjet Circuits」というのはまさにプリンテッドエレクトロニクス。低コストで素早く電子機器の試作品を製作することができます。この技術そのものを事業化した会社がありまして、それがエレファンテック株式会社(旧AgIC)です。詳しくは以下の記事をどうぞ。

「AgICの技術は、既存の生産プロセスを根底から変える、世界で勝てる基礎技術なんです」エレファンテック株式会社(旧AgIC) 代表取締役社長 清水信哉さん
https://astavision.com/contents/interview/2275

また、私のわかる範囲でもう1つご紹介しますと、無線給電の研究をしていらっしゃいます。我々一般の人間に一番身近なテーマではないでしょうか。最近のスマートフォンは充電ケーブルを繋がなくても充電台の上に置いただけで充電される物も増えてきましたよね。スマートフォンに充電用のケーブルをいちいち接続しなくても、充電台の上に載せておくだけで充電されるアレです。アレのもっとすごいやつを研究しておられます。

川原研究室 博士課程3年の笹谷 拓也さんが昨年プレス発表を行った部屋スケールのワイヤレス給電技術の紹介動画を見るのが一番わかりやすそうです。

Room-wide Wireless Power Transfer via Multimode Quasistatic Cavity Resonance
https://youtu.be/LJd-T2BUEx8

笹谷さんは昨年TBSテレビ「未来の起源」にも出演してこれを紹介していましたので、もしかしたらテレビで観た方もいるかもしれません。すごいですね。未来の生活ですよね。こういう研究に取り組んでくれる方がいるから我々の生活が便利になっていくんですね。川原先生は他にもいろいろ研究しておられるのですが、これ以上私には説明が難しいです。また次にお会いした際にみなさんにご紹介するとしたら何がよいかお尋ねしてみようと思います。