農作業研修のはなし(SenSproutの製品はベビーリーフ栽培にどのように貢献しているか)


こんにちは。SenSproutの金井です。先日、私は熊本に行ってきました。SenSproutと事業提携している農業法人である株式会社果実堂で農作業研修を受けるためです。今日から数回に分けてその時の様子をお伝えしたいと思いますが、その前に果実堂とSenSproutの関わりについてご説明しようと思います。

2012年、東京大学大学院工学系研究科の川原教授がプリンテッドエレクトロニクス技術を応用した土壌水分センサーのコンセプトを発表しました。このセンサーの商用化を目指して2014年に設立されたのがSenSproutです。

センサーを使用することで土壌の水分量と温度を計測することができるのですが、実証実験を進めてゆく中でわかったのは多くの農家さんがセンサーを使って取得したデータを活用できないということでした。データを活用できるような農家と提携して開発を進めたいと思っていたところ、参画してくれたのが果実堂です。果実堂は日本有数のベビーリーフ生産量を誇っており、最大で年14回転の頻度でベビーリーフを栽培しています(平均的な日本の農家は年7回転程度)。SenSproutの機器を導入する以前からかなり効率的な生産が実現されており、数人で約40棟から50棟のビニールハウスを管理していました。SenSproutの機器を導入後は同じ人数で管理できる棟数が倍くらいになっているそうです。

省力化された内容をもう少し具体的にお話しましょう。ベビーリーフは労働集約的な作物でして、栽培する上で作業頻度が高いのは換気と灌水です。果実堂には独自開発した高瀬式14回転ハウスがあり、これで換気作業の省力化が図られています。これに加えてSenSprout Pro センサーシステムとSenSprout Pro 灌水制御システムを導入することで灌水作業の省力化が図られているというわけです。

そのような背景を踏まえて農作業研修に行ってきました。

【いざ熊本へ!】
羽田から飛行機に揺られること約2時間、無事に阿蘇くまもと空港へ到着しました。気温は東京とさほど変わりませんでした。熊本、そこはくまモンのふるさと。

レンタカーで果実堂へ移動。果実堂は空港から車で5分程度のところにあり、とてもアクセスのよい場所でした。円形の建物でおしゃれな印象です。

【ベビーリーフとは】
みなさんベビーリーフとは何かご存知でしょうか?ベビーリーフとは発芽後10日から30日程度の野菜の幼葉の総称です。詳しくは以下のページに説明があります。

ベビーリーフとは

赤い葉もブレンドされていてなかなか彩りが美しい、サラダバーで見かけることが多いアレですね。

このベビーリーフですが、SenSproutの機器を導入する効果が出やすい作物と言えます。収益性が高いことに加え、種まきや収穫が機械化されているためです。いくら灌水作業を省力化してもそれ以外の作業が省力化できずボトルネックになるようですとそれなりの効果しか生まれないでしょう。栽培している作物がベビーリーフであるという点も、SenSproutと果実堂が提携する上で重要なポイントだったと考えられます。

次回は農場へ出かけます。