農作業研修のはなし(農薬散布、刈り取り)


だいぶご無沙汰になってしまった農作業研修のはなしのつづきです。前回は播種についてご説明しました。

【研修項目】
かき板
ハンマーナイフ
トラクター
播種
防風網掛け
農薬散布
刈り取り

今回は農薬散布と刈り取りについてご説明します。

【農薬散布】
果実堂は有機JASの認証を受けています。有機JASと聞くと何となく無農薬なのではないかと思いがちですがそんなことはなく、有機JASで使用が許されている農薬が存在します。それらは専用の倉庫で厳重に保管されています。

農薬はこのような機械を使って散布します。トラックに積んで圃場まで輸送します。

そして機械の端にこのようなノズルが付いていて、ここから農薬を散布します。

【刈り取り】
刈り取り研修では露地栽培のスピナッチが対象でした。スピナッチはご存知でしょうか?スピナッチとはほうれん草のことです。英語名ですね。場合によっては、東洋種をほうれん草、西洋種をスピナッチと呼び分けることもあるそうです。

露地栽培の意味はわかりますか?ビニールハウスや温床などの設備を使わず露天の畑で栽培することです。私は最初に聞いた時、露地を路地と勘違いし、神楽坂の路地を最初に思い浮かべてしまいました。大分違いましたね。みなさんはいかがでしょう。

刈り取りの研修ではまず、刈り取ったスピナッチが入った袋を刈り取り機から外し、これを圃場近くに停めてある冷蔵車まで運びました。これが1袋10kg以上ありまして、日頃デスクワークしかしていない身にはなかなか堪えます。慣れている方はこれを両肩に担いで、軽々と運んでゆきます。私はまず1袋ずつ担いで練習しました。

そして遂に刈り取り機のハンドルを握らせて頂きました。

テキストでお伝えするのが難しいのですが、うまい人が動かしているのを見ると簡単に見えても、実際は難しかったです。ベビーリーフの葉の少し下くらいに刈り取り機の刃が当たるように高さを調整し、左右にぶれないように機械を方向づけ、さらに刈り取ったベビーリーフと共に異物が混入してこないかコンベアの表面にも気を配り、異物を発見した場合にはそれを手で取り除き、袋に適切な量が入ったところで機械を一次停止させる。なかなか一筋縄ではいきません。

次回は圃場を離れ、収穫したベビーリーフを袋詰する工場と研究所を紹介します。